1952年に名古屋港で設立した当社は、港湾運送事業の分野で木材の輸送から第一歩を踏み出しました。以来、革新的な自動車専用船の開発による自動車の海上輸送とともに現在の礎を築き、今や世界中にネットワークを拡大しています。「いつでも、何でも、どこへでも」の姿勢でお客さまのニーズと期待にお応えし、安全で高品質な物流を心掛けてまいります。
いつでも、何でも、どこへでも
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取扱台数400万台/年(完成車換算)
フジトランスグループは、自動車に関連するあらゆる物流の実績があります。完成車換算で、年間400万台を取り扱っています。
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倉庫面積270,000m2
日本、アメリカ、タイ、インドネシア、ミャンマーなどに合計27万平方メートルの倉庫を保有し、さまざまな貨物を保管しています。
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トレーラーシャーシ3,600台
トラック、大型トレーラー、カーキャリアーなど、合計3,600台以上の輸送車両を運行しています。貨物のサイズや特性、お届け先の環境はそれぞれ異なるため、最適な車両を使用して輸送しています。
History
1952
私たちの原点
戦後の復興期にあった1950年代。多くの住宅が焼失した日本では、推計420万戸もの住宅が不足していました。住宅を大量供給するため、名古屋港には建築資材として大量の木材が海外から輸入されました。港内には木材を積んだ数多くの船が寄港し、着岸できない船も沖で荷卸ししなければ間に合わないほど活気にあふれていました。
1952年に創立した当社(旧社名:藤木海運株式会社)は、名古屋港で輸入木材を船から卸す荷役から事業を始めました。創業者の陣頭指揮のもと、巧みな技術とチームワークでどんどん木材を捌いていく当社を、周囲は「早荷役の藤木」と呼びました。
1959
災害復旧への献身
1959年9月26日。猛烈な勢力を保ったまま上陸した伊勢湾台風は、甚大な被害をもたらしました。特に名古屋の沿岸部では、強風と高潮の影響で広い地域が浸水し、名古屋港の主要貨物だった大量の木材が陸地に打ち上げられたことで、さらに被害を拡大しました。
その惨状を見た当社は、自治体から要請を受けるより先に復旧作業に立ち上がりました。木材を全て回収するには一カ月はかかると見積もられていましたが、社員一丸となり、わずか一週間で片付けたのです。このことが、地域との関わりの大切さを痛感し、社会の中で生かされている実感へとつながったのです。
1962
完成車輸送の
パイオニア
パイオニア
日本経済の高度成長とともに国産自動車の生産と普及が急速に進みましたが、車の輸送には大きな課題がありました。当時は1台に1人のドライバーが乗って陸路で運んでいたため、とても効率が悪かったのです。
そこで当社が着目したのが、一度にたくさんの貨物を運べる船での輸送でした。北海道や九州から石炭を積んで名古屋港に寄港する船の帰り荷として、車を運ぶのです。当初は、石炭を降ろして空になった船倉にクレーンで車を積んでいました。
さらに、もっと安全で効率的な方法を検討の結果、設計・開発されたのが、日本初の自動車専用RORO船「東朝丸」です。車が自走で乗り降りできるランプウェイと4階層の甲板を備えたこの船は、現代にも通じる高効率で高品質な自動車輸送技術の礎と言えます。
1995
世界への挑戦
1990年代初頭、社会構造が急激に変化していく中、当社は一つの決断をしました。「21世紀に向け、日本国内にとどまらず、国際物流企業として世界に踏み出す――」。そう目標を掲げた当社は、40年以上続いた社名を「フジトランス コーポレーション」に改めました。また、シンボルマークは、日本企業としてのアイデンティティを込めて富士山を模した台形に、世界に羽ばたく翼をイメージした曲線を組み合わせ、それらが調和することで頭文字の「F」を構成する形に変更しました。
今では、北米、欧州、東アジア、東南アジアに進出し、合計5,000人以上の社員が、さまざまな物流サービスを展開しています。
2010
AEO認証取得
貨物の保安管理及びコンプライアンス体制について、AEO(Authorized Economic Operator)の優良事業者に認定されました。
2014
東南アジアにおける
自主倉庫の設立
自主倉庫の設立
2014年にFUJITRANS LOGISTICS (THAILAND) CO. LTD.が建設した倉庫は、東南アジア初の自社倉庫として、アジアを中心とした事業活性化のきっかけとなりました。その後、インドネシア、ミャンマー、ベトナムにも倉庫やモータープールを相次いで設立しました。
2020
フィリピンで
内航事業を開始
内航事業を開始
フジトランス コーポレーションは、1962年から半世紀以上にわたり、内航RO/RO船とトレーラーを組み合わせ、一般貨物や乗用車の海陸一貫輸送を事業の柱の一つとしてきた。
そのノウハウを活かし、FUJITRANS LOGISTICS PHILIPPINESがフィリピンで内航船事業を開始した。日本以外の国で自社船を所有してサービスを行うのは初めてである。
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1952.09
名古屋市港区で会社創設
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1962.06
世界初の自動車専用Ro/Ro船「東朝丸」を就航
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1977.11
シンガポール駐在員事務所を開設
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1981.07
FUJIKI U.S.A., INC.(現 FUJITRANS U.S.A., INC.)設立
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1989.06
FK LOGISTICS PTE.LTD.(現 FT LOGISTICS(ASIA) PTE.LTD.)設立
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1995.02
自社船「ふじき」就航
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1995.09
会社名を「藤木海運」から「フジトランスコーポレーション」に変更
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1996.07
FUJITRANS (THAILAND) CO., LTD 設立
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2000.10
FUJITRANS (EUROPE) B.V 設立
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2002.06
ISO14001(本社、九号地分室、ふじき、ふがく丸、藤成丸、清和丸)、OHSAS18001(自動車部品梱包事業)認証取得
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2003.12
FUJITRANS (SHANGHAI) CO., LTD 設立
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2006.03
ISO9001(品質マネジメント)認証取得
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2007.05
当社初のプッシャーバージ船「海陽丸・FTB1」就航
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2010.11
フジトランスコーポレーションがAEO認定事業者に認定
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2013.05
FUJITRANS LOGISTICS (THAILAND) CO., LTD 設立
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2013.09
PTFUJITRANS INDONESIA 設立
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2013.10
FUJITRANS (MYANMAR) CO., LTD 設立
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2014.01
FUJITRANS (CAMBODIA) CO., LTD 設立
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2014.05
FUJITRANS PHILIPPINES, INC 設立
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2015.02
FUJITRANS LOGISTICS PHILIPPINES, INC 設立
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2015.02
PTFUJITRANS LOGISTICS INDONESIA 設立
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2015.12
FUJITRANS LOGISTICS (MYANMAR) CO., LTD 設立
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2018.04
FUJITRANS (VIETNAM) CO., LTD 設立